あらすじ

18世紀末のおよそ1770〜1789年頃、フランス北部・パリ周辺の王領にあるヴェルサイユ。
ここは、太陽王ルイ14世が完成させた巨大宮殿と、それを中心に形成された、ヨーロッパ最大級の宮廷都市だった。
当時のヴェルサイユ宮殿には、王から許可を得た貴族だけが住める部屋が無数に存在する。
 
その一角に、侯爵家の令嬢――セシル・ド・ヴァロワが暮らしていた。
ヴァロワ家は、王の側近階級である高位貴族に属し、宮廷での立場は決して弱くない。
しかし、セシルには秘密がある。
彼女は現代日本から転生しており、しかもここは、彼女が前世で遊んでいた乙女ゲーム『Éclat du Soleil(エクラ・デュ・ソレイユ)〜太陽のきらめき〜』の世界だった。

ゲームの中で、セシルは“悪役令嬢”としてヒロインをいじめ、最終的に王妃マリー・アントワネットの逆鱗に触れて修道院送りとなる。

18世紀フランスにおける修道院送りは、近代の“更生施設”のような甘いものではない。

「いやいや、冗談じゃないわ……!
史実ベースの18世紀宮廷で修道院送りなんて、どう考えても“人生終了”でしょ!」

セシルは、ゲームどおりの破滅ルートを回避するため、日々のお茶会・サロンでの発言・人間関係・王妃のご機嫌取りなど、
ひとつひとつの“宮廷イベント”を史実知識で乗り切ろうと奮闘し始める。

そんな折――。

宮殿の大理石廊下で、王妃の身辺警護を担う近衛隊の士官、アラン・ド・ロシュフォール中尉が、セシルへ歩み寄る。

18世紀のヴェルサイユでは、王と王妃の護衛をするのは近衛隊士官で、彼らが令嬢に近づくなど本来はありえない。

それに彼は、ゲームの隠しキャラであり、ヒロインの攻略対象者のひとり。
アランはが近づく理由は、任務か、それとも……?


史実そのままの18世紀ヴェルサイユ宮廷、陰謀・派閥争いが渦巻く世界で、転生悪役令嬢セシルは“破滅の運命”にあらがいながら、やがてゲームにも存在しない恋へと落ちていく――。

(※年代、国、地名、物などは史実どうりですが、登場人物は実在してません。
ルイ16世やマリー・アントワネットは史実にいた人物ですが、この小説では性格などは私の創作です)

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アルファポリス
アルファポリス2026/01/27
  • 現在の作品18世紀末ヴェルサイユに似た乙女ゲーム世界に転生した悪役令嬢は、断罪を回避したい