あらすじ
■ 登場人物紹介
・伊藤 類(いとう るい) / 通称:タグさん
六畳一間に籠もる孤高のエンジニア。人間に取り憑いた執着や依存を「OSのバグ」として処理するデバッガー。相手が泣き叫ぼうとも、不要なプロセスを強制終了させる冷徹さを持つ。眼鏡の奥にある瞳は、常に解析ログを読み取るように無機質。
・七海 エリナ(ななみ えりな)
インスタグラムとTikTokで絶大な人気を誇るインフルエンサー。「完璧な自分」を演出し続けるために、複数のアカウントと人格を使い分けていた。マルチタスクによる脳内の「オーバーフロー」を引き起こし、本音と偽装の区別がつかなくなっている。
■あらすじ
深夜2時、謎のデバッガー・伊藤類(通称:タグさん)のもとに駆け込んできたのは、合計35万人のフォロワーを持つ人気インフルエンサー、七海エリナだった。
「SNSが乗っ取られた」と怯える彼女だが、類が暴いた真実はハッキングよりも残酷なものだった。
___全ログ消去(フォーマット)の果てに、類が告げた最後の非情なバグ報告。
自分を偽装し続けた末に、彼女の中に残った「真実」とは。
SNSの光と影をIT用語で解剖する、戦慄のサイコ・サスペンス___