あらすじ
深夜のコンビニで、主人公・佐倉真央は
自分の死亡時刻と死因が記された「未来新聞」を手に入れる。
死因は事故でも病気でもなく、ただ一言――選択ミス。
新聞の指示どおり、彼女がたった一つの選択を変えると、
確かに未来は修正された。
だが、人を救うたびに新聞は書き換わり、
その生存の理由として
「別の誰かが、選択を間違えたため」という一文が現れる。
やがて彼女は知る。
未来は無限ではなく、在庫制であること。
そして、自分が選ばれた理由が
「一番、選択を間違えなさそうだったから」だという事実を。
最後の新聞を読み終えたとき、
彼女はレジの内側に立っていた。
次に訪れる誰かへ、
同じ一文を手渡すために。
これは、
選択を一つ、間違えなかった人が、
すべてを背負うことになった物語。