あらすじ
断頭台で私を処刑した冷酷な婚約者、アルヴィン。
死の間際に彼が見せた「愉悦の笑み」が忘れられないまま、私は三年前の婚約披露日に逆行した。
「今世こそ彼から逃げ出す」と決意した矢先、彼は馬車事故で記憶喪失になってしまう。
「君を失うことが、死ぬよりも恐ろしい」
記憶を失い、別人のように甘い言葉を囁き、私を檻に閉じ込めるように愛する彼。
だが私は知っている。その瞳の奥に、前世と同じ「狂気」が宿っていることを。
――逃げたい私と、記憶喪失のフリをしてでも私を縛りたい彼の、二度目の人生の結末は。