あらすじ
現代日本
突如としてダンジョンが出現した世界。
魔物を倒し、資源を持ち帰る「探索者」は、もはや一攫千金の夢の職業となっていた。
そんな中、
商社営業として無難に生きてきた主人公、
雨宮祐介は、人生の閉塞感に耐えきれず、
親友二人とともに会社を辞め、探索者になることを決意する。
三人は探索者協会の講習でダンジョンに挑むが、
初討伐で判明したジョブは――
・魔物と話し合おうとする 交渉士
・妄想を具現化するが弱い 二次元召喚士
・ダンジョンでも書類と規約を振りかざす 行政官
どれも地味、派手さゼロ、完全にネタ職。
周囲の若者探索者からは失笑され、将来性は絶望的。
しかし彼らは気づいていなかった。
交渉で戦闘を減らし、
召喚で隙を作り、
規約で場を制御する――
この三人の組み合わせが、
「危険な仕事を安全に終わらせる」
最も厄介で、最も頼れるパーティであることを。
若さも才能もない。
あるのは社会人として積み上げた失敗と疲労と空気を読む力。
それでも彼らは今日もダンジョンへ潜る。
評価だけがじわじわ上がり、
恋愛イベントだけが一向に始まらないまま――。
これは、
三十路童貞ネタ職パーティが
名古屋ダンジョンで“安定最強”と呼ばれるまでの
現代ファンタジー・ギャグコメディである。