あらすじ
彼女は、恋をするとその相手の記憶を失ってしまう。
優しくて控えめな少女と、言葉にするのが苦手な少年。
静かな教室、放課後の帰り道、何気ない会話。
少しずつ距離を縮めていくはずの二人の時間は、
ある日突然「はじめまして」に戻ってしまう。
好きになるほど、忘れてしまう。
想いが深くなるほど、その人の存在だけが心から消えていく。
それでも少年は、何度忘れられても彼女の隣にいることを選ぶ。
名前も思い出も失われていく中で、
彼女の心に残る“消えない感情”だけを信じて。
これは、記憶に残らない恋の物語。
それでも確かに、何度でも始まる初恋の物語。