あらすじ
八年前、世界各地で同時に戦争が起きた。
後に「機動兵器戦争」と呼ばれるその戦いは、文明を揺るがすほどの規模へと発展していく。
無数の機動兵器が戦場を埋め尽くす中、
戦争を終わらせたのは、赤く光る一体の機動兵器だった。
圧倒的すぎる戦果。異常な戦闘記録。
操縦者も機体の正体も不明のまま、その存在は危険視され、
やがて歴史から封印される。
今では、それは禁忌の兵器として語られている。
――そして現在。
旧・ファンメル王国は滅び、ディベート王国として名と王家を変え、発展を続けていた。
そんな王国に、滅んだはずの旧王国王族を名乗る少年が現れる。
名は、ハルト・ファンメル。
穏やかで目立たず、争いを好まない。
だが彼は、決して語らない過去と、
赤く光る機動兵器に繋がる何かを隠していた。
彼は何者なのか。
なぜ今、この国に現れたのか。
そして、封じられた機動兵器は再び目覚めるのか。
これは、正体を隠した少年と、
歴史に封じられた戦争の真実を巡る物語。