あらすじ

王城の最奥にある宰相執務室は、国一番のゴミ屋敷だった。 貧乏男爵令嬢のルシアが配属されたのは、誰もが恐れる魔窟。 そこにいたのは呪いの煤にまみれ、黒い塊となった宰相クラウスだった。 けれどルシアにとって彼は恐ろしい魔王ではない。 ただの掃除が必要な汚部屋の住人にすぎない。 彼女はためらいなく窓を開け放ち、洗剤とブラシで宰相をゴシゴシとこすり洗いする。 すると呪いの下から現れたのは、国宝級の美貌を持つ青年の素顔だった。 汚れが落ちて憑き物が落ちた彼は、ルシアに依存し執着し始める。 君がいないとまた汚れてしまうと縋り付いてくるのだ。 ルシアの持つ洗浄スキルは物理的な汚れにとどまらない。 貴族たちのドロドロした陰謀も、ベタつく悪意も、すべて拭き取り漂白してしまう。 彼女の前ではどんな嘘も隠し事も、ただのシミとして処理される。 綺麗になりすぎた宰相と、掃除しか眼中にないルシア。 二人が磨き上げる国の未来は、果たしてどれほど輝くのか。

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小説を読もう2026/01/27
  • 現在の作品王城のドロドロした人間関係も綺麗さっぱり洗い流したので