あらすじ

明日は勇者一行との最終決戦。魔王城は警戒最大、幹部は会議、兵は落ち着かない。けれど台所だけは今日も通常運転……いや、むしろ修羅場だった。 台所係のミコを苦しめる最大の敵は、勇者でも魔王でもない。増え続ける皿と鍋、そして終わらない洗い物である。 副官ゼルからは朝食の追加命令、魔王からは甘いものの要求、さらに儀式用の巨大鍋まで洗うことになり、ミコの心は折れかける。 そんな最中、なぜか勇者一行が台所へ侵入。毒を疑う勇者に、ミコは叫ぶ。「毒より洗剤が足りない!」 戦うより先に鍋の焦げを落とさなければ結界が張れない。敵味方の境界線がスポンジで曖昧になり、ついには勇者も皿洗い参戦。 最終決戦前夜、台所に並ぶのは剣ではなく夜食。湯気と笑いが広がる。 魔王城の台所は今日も平和です。洗い物というラスボスさえ倒せれば。

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小説を読もう2026/01/27
  • 現在の作品魔王城の台所は今日も平和です ―最終決戦より、洗い物のほうが手強い―