あらすじ
世界的ハッカー集団「アノニマス」。
リーダー不在、実体不明とされるその組織には、実はたった一人、絶対的な統率者がいた。
栗栖孝介(くりす・こうすけ)。
都内の中堅商社・総務部で働く、冴えないサラリーマン。
上司に怒鳴られ、コピー機の紙詰まりを直す彼こそが、伝説の創設者『リコウ』の正体だ。
彼が愛するのは、目立たない平穏な日常。
だが、ある日、凶悪なクラッカー集団が彼の勤める会社に牙を剥く。
日常を脅かす理不尽を前に、男は再びキーボードに手を伸ばした。
「美学なきハッキングは、ただの暴力だ」
誰にも知られず、名もなきまま世界を救う。
これは、現代の闇に潜む「正義」の物語。