あらすじ
鳳凰学園は、自由をモットーに掲げ、名の知れた家柄や才能を持つ生徒が集う中高一貫校である。
その学園で好き勝手に使っている場所があるとすれば、それは放課後の旧音楽室だった。
かつて雑用係として学園中を駆け回っていた主人公とその相棒は、死に物狂いでの働きの末、旧音楽室を自分たちの居場所として手に入れた。
彼らは雑用係としてのコネをフル活用し、その空間を自由に過ごすための場所へと変貌していった。
ピアノを弾き、だべり、眠り、所々に改造を施し……。
だが、旧音楽室で鳴るピアノの音は、
いつしか必要としている誰かの耳に届いてしまう。
それが噂になることはない。
広まることもない。
ただ、ひとり、またひとりと――
悩みを抱えた生徒が、静かに扉を叩くのだった。
これは、
旧音楽室を手に入れた少年たちが、好き勝手にしながらも誰かの人生に関わってしまう、そんな物語だ。