あらすじ
隠していたオメガの「巣作り本能」が、なぜか荒れ地での「ガチ農業」でした!?
屈強な男たちが集う王宮騎士団。その一員であるルカには、誰にも言えない秘密があった。
それは、彼が男でありながら子供を産める性「オメガ」であること。
優秀な騎士として振る舞いながらも、本能が求める「巣作り」の衝動を、ルカは趣味の園芸で発散して隠し通していた。
ある日、極寒の北部国境砦への遠征が決まる。
深刻な食糧不足、荒れ果てた土地。
極限状態の砦で、ルカの巣作り本能が暴走し、魔力を注ぎ込んだ秘密の家庭菜園(ネスト)を作り上げてしまう。
そこへ視察に現れたのは、冷徹と恐れられる第二王子・アレクセイ。
「……ここで甘い匂いをさせているのは、お前か」
不運にも抑制剤が尽きたルカは、最強のアルファである王子に見つかり、その場で本能を暴かれてしまい――。
食糧危機を救ったら、王子に監禁レベルで溺愛されるようになりました。
種まきから始まる、豊穣と執着のシンデレラ・ロマンス!
※R15相当の描写(発情、流血を伴う戦闘、出産)を含みます。15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
【登場人物紹介】
◆ルカ・フェンネル
22歳。王宮騎士団に所属する真面目な青年。実はオメガだが、ベータと偽って入団した。土を触り植物を育てることに至上の喜びを感じる。彼の「巣作り本能」は、毛布やクッションを集めることではなく、最高の環境(畑)を整えることへと変異している。
◆アレクセイ・ヴァン・エルドラド
25歳。エルドラド王国の第二王子にして、軍を率いる総司令官。圧倒的なカリスマ性と魔力を持つ極上のアルファ。他者に厳しく冷徹だが、運命の番であるルカを見つけた瞬間、理性が崩壊。底なしの独占欲と溺愛を見せるようになる。