あらすじ
「貴方を他の女に奪われるくらいなら、私と一緒に死んで」
---どうして、こうなった?
ギャルゲー『破滅エンドまで、あと何度恋をする?』
その世界の“名もなきモブ”として転生してしまった俺、ルイ・サグレリア。
俺の推しは、悪役令嬢サイネ・ライン。
主人公を想いすぎるあまりヤンデレ気質をこじらせ、ヒロインたちに嫌がらせをしては序盤で振られ、破滅する---悲劇のキャラだった。
「推しが不幸になる未来なんて、絶対に許せない」
本心を言えず、誰にも理解されない彼女のために、モブなりに距離を保ちつつ、ささやかなサポートを続けていた……はずだった。
「ルイ、あなたの好みは何?」
「ねえ……あの人のこと、好きなの?」
「私を見て。私“だけ”を見てよ」
……待ってくれ。
それ、主人公に向ける台詞じゃなかったか?
いつの間にか、サイネの感情は“信頼”から、“逃げ場のないほど重い恋”へと変わっていき――
「他の女に奪われるくらいなら……一緒に死んで?」
破滅フラグを折るつもりが、俺がヒロインの執着対象になってるんだが!?
これは、推しを幸せにしたいだけのモブが、最悪のバッドエンドを回避しようとして、誰よりも重い愛に捕まってしまう物語。