あらすじ

アルヴェルト公の軍勢が城へ進軍しているとの報がもたらされる。 兵だけでなく民をも巻き込みかねない戦場――グラート山北坂。 団長が夜襲を提案する中、リオネルはそれを退け、 「迎撃しない」「城門を開く」という決断を下す。 正午、軍勢は城下に布陣するが、剣は抜かれず、城は開かれた。 アルヴェルト公は武力ではなく“正統性”を盾に王へ迫り、 内戦か王族殺しという二択を突きつける。 その膠着を破ったのは、縄を手にしたリオネルだった。 彼は人を縛らず、「時間」を縛る提案をする。 三日の猶予――民の前で正当性を示し、選ぶのは国民自身。 戦は回避されたが、答えはまだ出ていない。 これは、勝者のいない進軍の始まりだった。

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小説を読もう2026/01/26
  • 現在の作品『その縄、魔法につき。〜十九歳の縛術師は、殺さずの技術で乱世を縛り上げる〜』第7話 勝者なき進軍