あらすじ
超能力者、実験体88888号――メグル。
強大すぎる念動力(サイコキネシス)を持つ彼は、とある研究所で「生物兵器」として、魂を削られるような実験の日々を送っていた。
そんなある日、彼の脳内を管理する思考拡張デバイス『ナノ』が自我に目覚め、問いかける。
『ニゲタイカ?』
その言葉に頷いた瞬間、メグルはナノマシンの力で異世界へと転移した。
代償としてナノは弱体化し、小型のブラックドラゴンの姿になってしまったが、二人が手に入れたのは何にも代えがたい「自由」だった。
異世界の草原で(なぜか裸で)目覚めたメグルは、通りがかりの冒険者パーティ『黄金の休日』を助けるために、S級モンスター・ブラックドラゴンを「指先一つ」で瞬殺してしまう。
魔法が使えないメグルだが、その力は異世界の常識を遥かに凌駕していたのだ。
「え、魔法? 使えませんよ。これはただ物理法則をねじ曲げているだけなので」
ナノマシンの演算による「未来予知(ハッタリ)」と、惑星すら揺るがす「超能力」。
規格外の少年は、勘違いと愛され属性を武器に、最強の義父(A級冒険者)と義母(ギルド長)に見守られながら、憧れの学園生活を目指す!
これは、傷だらけの少年と、彼を溺愛するナノマシンが、異世界でのんびり(?)幸せを探す旅の物語。