あらすじ
突然世界が機能を失って一ヶ月。世界のあらゆるところで試験という名のデスゲームが開催されるようになった。
報酬の中には食料と水があり、参加しなければいずれ死んでしまう。
人々は否応なく試験に参加させられていた。
世界がこうなった時、人には能力が授けられた。
そしてこの俺、三澄海斗(みすみかいと)に与えられた能力は死に戻り。
デスゲームで死に戻りって便利すぎない?
俺はもちろんこの能力に頼って、色んなデスゲームで死んできた。
人が死ぬ姿は見たくないけど自分は死んでいい。
だから俺はいつも真っ先に死ぬか、全員生存でクリアが基本としている。
そして今回の試験は『ビルからの脱出』
いつも通り、起動した仕掛けにより真っ先に死んだ俺だったが、今回はループ後の世界が少しおかしかった。
「――あなたは、私が守るから」
さっき庇った女の子だ。
一粒、頬に涙を伝わせた彼女は、俺の正面からそう言ってみせた。
ループ前には、こんなのなかったぞ。
マジで、なんだこの展開。