あらすじ

不満げ顔の灰色の猫。 酒場の飲んだくれ共はその猫を話しのネタにジョッキを傾けていた。 曰く、ある御令嬢の飼い猫らしい。 曰く、妖精を背に乗せていたのを見た。 曰く、魔術を操るのだと。 無責任な噂を聴き流しなら、煤猫は梁の上で毛繕いに精を出す。 それは暫く前のこと。 ギルドから『ある』依頼を受けた老魔術は使い魔の目を通して邪教徒を監視していた。 怪しげな儀式に気を取られ、後ろから近づく影に気づけなかった。 瞬きの内に、頭に強い衝撃を受け昏睡し、目が覚めると魔術師の精神は使い魔の『猫』の中。 魔術師は大いに困惑した。こんな話を聞いたことがなければ、猫の生き方などまるで知らない。 毛繕いの仕方さえ知らなかった煤猫は、何も分からず魔物が跋扈する森を駆け。 気付けば、風変わりな屋敷に連れ去られたのだった。

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カクヨム
カクヨム2026/01/26
  • 現在の作品老魔術師、煤猫になる。~冒険者の街で始める冗談みたいな猫生~