あらすじ
私は忘れない。あの夏を忘れない。
忘れる筈がない…あの不思議な出来事を、私のたった2人しかいないの妹のうちのカズハを…
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「おねぇ!何時まで寝てるの!!部活遅れるよ!!」
「ちょっと待って…いだだだだだだだだだだだだだだっ!!関節技すんなし!!ケイト離れろおおおお!!」
双子の妹のケイト、よく顔は似てないって言われるけど結構気が合う。
今年の春、双子揃って中学3年生になり、末っ子のカズハは幼稚園生だ。
現在は夏休み、私は文化部である音楽部に、ケイトは運動部の競泳部に所属している。
夏が終わればケイトは引退を迎えるが、文芸部とイラスト部を掛け持ちしているので文化祭まで忙しいのである。
「それじゃあカズハ、お姉ちゃん達学校に行ってくるから、いい子にしてるんだよ」
幼稚園生とはいえど、来年は小学生になる妹を1人家に置いて行くのは気が引けるが、両親は共働きのため仕方がない。
カズハの頭をクシャクシャと【撫でた】
カズハの髪は私たち双子とは違ってサラサラで艶がある。正直羨ましいなぁ…。
私たち2人は家の鍵を【閉めた】のを確認し、学校へと向かった。
「エレナー!ケイトー!おっはよーう!!」
学校の通学路である商店街を抜けると、小学生からの友達であるレオンが走ってきた。
レオンは可愛いというよりカッコイイって感じかな。女子にも結モテるんだよね。
決して男の子っぽいとかじゃないけど、なんかカッコイイんだよね。
「ねぇねぇ、エレナ、ケイト。今日は何の日だ!」
「「え?何が?」」
「えー!?2人揃って自分たちの誕生日忘れるのー!?」
あ、すっかり忘れてた。
「だってねぇ?部活も忙しいし、新教研とか塾とか…。ケイトだって今年も競泳部全国大会あるし…。」
「おねぇの言うとおり。本気でわっすっれってたー☆」
「なんか、さらりと嫌味を言われたような気がする…。」
「「偏差値70が何を言う。」」