あらすじ

父親と姉は自死した。母親は若くして認知症になった。 残った私は団地を出て行かなくてはならない。 だから、骨壺を抱いて今日も私は電車に乗る。網棚に置き忘れたのは、家族の記憶と、まだ終われない人生だった。  「恰好つけちゃいられないよ」母の言葉が聞こえてくる。  失うばかりの人生にも、まだ灯る光があるのだろうか。

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カクヨム
カクヨム2026/01/25
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