あらすじ
遅刻、寝坊、業務ミス、理不尽な指示。
社会人なら一度は詰む場面で、
この男は言い訳だけで生き延びてきた。
論理は破綻していない。
言葉遣いも丁寧。
謝罪もしている。
――それなのに、なぜか毎回、
周囲のほうが先に疲弊していく。
剣も魔法も使わない。
暴力も、罵倒もしない。
あるのは、
正論と誠意と、ほんの少しの悪意。
これは、
社会人という戦場で、
言葉だけを武器に修羅場を切り抜ける男の会話劇。
彼は勝っているのか。
それとも、静かに嫌われているだけなのか。
答えは、たぶん――
最後まで読んでも、はっきりしない。