あらすじ
『それ』は突如として世界に現れた脅威であった。『それ』はあらゆる生命に対しての脅威であり、捕食することで爆発的に増殖した。海、山、砂漠、森、洞窟、あるいは火山の内部であっても『それ』は周囲の環境に適応しながら形を変え、多種多様に変化した。多くの生命は『それ』に対しての対抗手段を持たず、日々生活圏は狭くなる。
追い詰められた生命は国を失い、『それ』と同じように環境へ適応した強者の治める小規模な経済圏、あるいは自然が要塞となりあらゆる生命を拒む秘境の地で生活を営む。時に『それ』の死体から作り出した武具で一時攻勢に出ることもあったが、致命的なデメリットと共に拮抗状態へと戻る。
主人公・マキアは廃墟の中で目を覚ましたホムンクルスである。魔術的工学生命体でありホムンクルスであるマキアには過去の記憶はなく、ただ超人的な身体能力だけが与えられていた。
右も左も知らぬマキアが『それ』と対峙しながら自らの理解するまでの物語。