あらすじ

「騎士道など、ただのコストだ。勝利という成果だけを持ってこい」  十八世紀末、アメリカ独立戦争。  フランス軍の外国人志願兵部隊「ロザン・レギオン」に、一人の異質な将校がいた。  フランス名門レナード家の五男坊、ヴィクトール・ヴァン・レナード少尉。  白皙(はくせき)の美貌を持ち、家族から溺愛される「お坊ちゃん」の皮を被ったその男の中身は、現代から転生した冷徹な軍事天才にして、徹底した合理主義者。  彼が信じるのは、剣の冴えでも騎士の誉れでもない。  「正確な兵站(ロジスティック)」「圧倒的な火力」「冷徹な工程管理(スケジュール)」。  ならず者の掃き溜めであるレギオンを率い、事務屋の如き算盤(そろばん)を弾きながら、彼は不可能な戦場を次々と「完遂」していく。  宿敵タールトン中佐率いる緑の騎兵隊、無能な上層部が強いる地獄の行軍、そして蔓延する流行病――。  立ち塞がる全ての障害を、ヴィクトールは「実務」として淡々と処理し、アメリカ独立という巨大プロジェクトを成功へと導いていく。  これは、美貌の皮を被った一人の実務家が、火薬と算盤で歴史の歯車を狂わせる、本格架空戦記。

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カクヨム
カクヨム2026/01/25
  • 現在の作品ロザン・レギオンの残照 ~アメリカ独立戦争、名門貴族の泥臭き行軍~