あらすじ
町の外に生まれた者は、人として扱われない――
そんな価値観が当たり前の世界で、主人公クタイは「外の者」として生きてきた。
幼い頃、母に託された一つのネックレス。
「絶対に外さないで」
その言葉の意味を知らないまま、彼は町の外れで差別と不条理に耐えながら日々を過ごしていた。
ある日、町は突然の襲撃を受ける。
混乱の中、守りたい人のために行動したクタイは、命の危機に瀕する――
そしてその瞬間、彼のネックレスは不可思議な光を放った。
目覚めた時、失われていたのは戦いの記憶。
だが、明らかに“何か”が目覚めた気配だけが残されていた。
母の正体、ネックレスの力、そしてこの町が抱える歪んだ真実。
忘却と光を手がかりに、少年の運命は静かに動き始める。