あらすじ
「お前の鑑定はガラクタしか見つけられない。もう枠がねぇんだわ」
世界最凶の『絶望の迷宮』第99階層。荷物持ち兼・鑑定士のゼクスは、信頼していた勇者アレンに裏切られ、魔物の群れへと突き落とされた。 死を覚悟したその時、彼の固有スキル【鑑定】が世界の真理へと干渉を始める。
『――ダンジョンコア所有権を取得。すべての支配権を移譲します――』
奈落の底で覚醒したゼクスは、迷宮そのものを支配する「ダンジョンマスター」へと進化。さらに、かつて世界を滅ぼしかけた伝説の災厄――吸血姫ルナ、武神兵官グラニア、死霊の賢者モーガンという、最強の美女たちを配下として従える。
一方で、ゼクスという「縁の下の力持ち」を失った勇者パーティは、罠にかかり、装備はボロボロになり、無様に没落していく。 命からがら迷宮の最深部へ逃げ込んだ彼らが目にしたのは、豪華絢爛な玉座に座り、伝説の災厄たちに跪かれるゼクスの姿だった。
「今さら『戻ってきてくれ』?……鑑定してやろうか。お前たちの命に、もう価値なんてないぞ」
これは、ゴミのように捨てられた鑑定士が、真の王として世界を蹂躙し、自分を虐げた者たちを「価値なし」と断罪していく復讐と無双の物語。