あらすじ
『真実と虚構の区別が曖昧になる時、そこには至高の物語が生まれる』
放課後の校舎、薄暗い旧演劇部の部室は、彼女たちに三人とって無限の可能性を秘めた「異世界」に通じる「門」だった――。
月夜見 美琴(つくよみ みこと)、神楽坂 陽葵(かぐらざか ひまり)、星宮 きらら(ほしみや きらら)。彼女たちは「いつか本当に異世界に行きたい」という共通の夢を持つ、三人組だ。その願いを叶えるため、日々、部室で想像力と演技力を最大限に発揮し、オリジナルの異世界を創造・再現する「異世界エチュード」に情熱を燃やしている。
冷静沈着で論理的な副部長・美琴が緻密な世界観とストーリーを発案し、情熱的で感覚派のひまりが熱い魂で物語を駆動させ、自由奔放だけど計算派なきららが予測不能な発想で物語に彩りを加える。
本作は、三人がそれぞれの「好き」と「苦手」を抱えながら、与えられた役柄を全力で演じ、時には現実と妄想の境界が曖昧になる中で、異世界創造と自己実現のドラマを繰り広げる、青春部活コメディである。