あらすじ
「感情論で飯は食えない。必要なのは利益と効率だ」
現代日本で「企業再建の鬼」と恐れられた敏腕経営コンサルタント・堂島剛(42歳)。 徹底した合理主義と数値管理で数々の倒産寸前の企業を救ってきた彼は、不慮の事故によりその生涯を閉じる。
しかし、目が覚めるとそこは異世界。 彼は――弱小王国の貧乏公爵家の娘、リリエラ(7歳)になっていた!
透き通るような銀髪に、宝石のような瞳。人形のように愛らしい見た目だが、中身は百戦錬磨の「おっさん」そのもの。 彼(彼女)が望むのは、前世のような過労死ではなく、快適で文化的なスローライフ。 だが、今の家には金がない。領地はボロボロ。トイレも汚い。 「ならば、再建するしかない。私の快適な老後(幼女だけど)のために」
リリエラは前世の知識と経営手腕をフル活用し、領地改革に乗り出す。 簿記の導入、特産品の開発、物流革命、果ては王国の財政立て直しまで。 単に「自分が快適に過ごしたいから」合理的に動いているだけなのに、その無表情な美貌と圧倒的な成果により、周囲は勝手にこう呼ぶのだ。
「――あの方こそ、国を救う『氷雪の聖女』様だ!」と。
これは、中身おっさんの美幼女が、無自覚に人々を救い、王族に溺愛され、いつの間にか歴史に名を刻んでしまう、爽快・勘違い国づくりファンタジー。