あらすじ
占星術を国家運営の中核に据える国、占星国アストリオ。
この国では、星の解釈が法律であり、裁きであり、未来そのものだった。
そんな国で、星により禁じられた名「アストリオ」を与えられて生まれた少年レイアルは、存在そのものが国家の禁忌とされ、占星官団に命を狙われる。
占星官ミンダスの手引きにより国外へ逃れたレイアルは、星を信じない国々を旅する中で、芸術家の少女リオレア・フィーネや、空船国カーセウの人々と出会う。
やがて彼は知る。
国を守ると信じられてきた存在が、実は人を喰らう“星喰らい”であったことを。
星は正しかった。だが、その正しさは多くの命を奪ってきた。
夜を恐れる少年は、星に従う世界そのものと向き合うことになる。