あらすじ

「その女の涙には、もう何の価値もない。銅貨一枚分の価値すらもな」 希少な魔法石を産む『道具』として、十年もの間、暗い牢獄で搾取され続けた少女シェリル。 度重なる虐待に心すら枯れ果てた彼女を繋ぎ止めていたのは、幼き日に少年と交わした「必ず迎えに来る」という青い約束だけだった。 死を救済として待ち望むシェリル。 そんな彼女を、残酷な暗闇から救い出してくれたのは、王太子セラフだった。 たとえ全てを敵に回してでも、あの日の約束を果たす為に――。 初めて知る穏やかな日々。 けれど、己の涙が招いた惨状を知った彼女は、自責の念に焼かれる。 ――こんな私が、幸せになっていいわけがない。 優しくされるほど罪悪感は深まり、彼女は独り静かに命を絶とうとする。 だが、その指先を絡め取ったのは、千年の執念を宿した瞳だった。 これは、搾取され続けた孤独な少女と、彼女を救う為だけに運命さえも作り変えてきた者たちの、千年を超えた切なくも狂おしい永久の恋物語。 ※アルファポリス様でも同時連載中です。

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小説を読もう2026/01/25
  • 現在の作品さよなら、私を搾取した伯爵家。王太子様が人工魔法石を作ったせいで、私の涙はもう一銭の価値もありません。