あらすじ
平安京の屋敷で暮らす姫君・紫羽(しう)は、美しく聡明だが、口うるさい乳母に姫らしくあれ、普通であれと縛られた退屈な日々にうんざりしていた。
そんなある日、父が連れてきた白馬にまたがり、戯れに「お前は空を飛べる」と囁いた瞬間――馬は本当に宙を舞い、人々は騒然となる。
冗談のはずの一言が現実をねじ曲げ、紫羽は"言葉で世界を書き換える巫術"の力に目覚めてしまったのだ。隠された力、動き出す陰謀……。姫君はもう、ただ守られる存在ではない――。
これは、巫術の力に目覚めた姫が、本当の自分を探す物語。