あらすじ

放課後毎日セッションしていた彼女は、30年前に死んでいました。 部室で見つけた古いカセットテープ。ましろが自分のアコギを録音すると、翌日、誰かの音が重なっていた。 「続き、送ってよ」 シンセを操る彼女の名は千春。言葉は少なく、音だけで繋がる。二人は曲を作り始めた。 「本気の音、聞かせてよ」 「もっと、来て」 ましろは誰にも見せたことのない音をぶつけた。千春はそれを全部受け止めた。 「千春の音、私の中に入ってくる」 「私も同じ。ましろの音聞いてると、体の中が温かくなる」 やがて曲が完成し、千春は言った。 「文化祭で弾くね。会いたいな、ましろ」 千春は文化祭の日、駅のホームで死んだ。ましろが生まれる前に。 届け、私の警告。お願い、生きて——。

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カクヨム
カクヨム2026/01/24
  • 現在の作品【短編】カセットテープ越しにセッションしていた彼女は、私が生まれる前にこの世を去っていた