あらすじ
後漢末期、乱世の風雲児・曹操孟徳の傍らには、常に電卓(算盤)と双頭戟を携えた一人の女がいた。名は、李司。 彼女の任務は、覇道のサポート……もとい、「軍のブラックな財務体質を改善し、英雄たちの奇行を更生させること」。 関羽を最高級髭オイルで手なずけ、張飛を敏腕秘書として教育し、宿敵・袁紹の盲腸をオペで完治させる。果ては、戦場を「撮影現場」と勘違いするナルシスト趙雲や、スピリチュアル詐欺に手を染める諸葛孔明まで現れて――。 これは、圧倒的な演算能力と武力で、歴史のバグ(英雄たち)を物理的に修正していく一人の秘書官の記録である。