あらすじ
「瞬き」をするたびに、見知らぬ殺人鬼の視界と入れ替わってしまう――。
フリーカメラマンの神谷透は、ある日から不可解な現象に悩まされていた。0.1秒の暗転の向こうに見えるのは、血に染まった手と死体。それはリアルタイムで進行する連続殺人の光景だった。
透はカメラマンとしての観察眼を駆使し、わずかコンマ秒の映像から犯人の居場所を特定しようと試みる。しかし、ある瞬きで見てしまったのは、犯人の視界に映る「自分自身の背中」だった。
見えない殺人鬼は、すでにすぐそばにいる。
視覚という名の凶器、瞬きという名の時限装置。
予測不能のノンストップ・サスペンス。