あらすじ
怪獣を殺す英雄と、怪獣に生かされる者に分かれる中で、英雄になれなかった底辺清掃員・水無瀬は、かつての同期が英雄として称賛される陰で、毒に侵され石化した左腕を抱えながら、泥を啜るような日々を送っていた。
ある日、特等怪獣の処理に駆り出された一四八名のフィルターたち。しかしその実態は、人間を生体濾過装置として使い潰し、毒ごと「焼却処分」する非道な計画だった。役目を終え、目詰まりしたゴミとして焼却炉に捨てられた水無瀬。だが、死の淵で彼は覚醒する。炎の中で一四七人の仲間の怨嗟と最強の毒を「悪食」の如く喰らい、異形の怪物へと変貌を遂げた。
「復讐してやる……必ず」
病床の妹・麗菜を守るため、そして自分を“不純物”と大企業アトラスへの復讐のため、最強の廃棄物が灰の中から這い出す。