あらすじ
ある日、俺はゲームの世界に転生していた。
そして転生したのは「友」のために世界の全てを滅ぼす男。
ユリウス・ヴァン・ヴァルガス。
この男は世界最強の力を持つが、完全に頭がおかしい。
強すぎるがゆえに孤独で、ボッチをこじらせすぎたユリウスは、同じく世界最強の力を持つ主人公しか「友」として見れなかった。
そのためコイツは世界を滅ぼしてまで「ズッ友」である主人公と戦おうとしたのだ。
友と戦うためなら親父を暗殺するし、故郷である帝国をまるごと悪魔の生贄にして戦いに利用した。
最後にユリウスは主人公に倒されるが、そこまでに築き上げた瓦礫と死体の山がハンパじゃない。
こいつはマジで救いようのない、最悪最凶のバトルジャンキーだ。
しかもセリフが色々とやばく、主人公に対して何回も「わが友よ」なんて恋人に愛をささやくようにネットリと言う。
これのせいでユーザーにつけられたあだ名が「ヤンホモ」。
そのユリウスに俺は転生していたのだ。
「いくら世界最強でも、シナリオがヤバすぎるって!!」
愛の重すぎるライバルになった俺は、なんとかして破滅を防ごうと奮闘する。
だが、そこで気づく。
誰よりも戦いを好み、また、敵味方に関係なく冷酷かつ、容赦がないことでも知られるユリウス。
当然――
「うわっ、俺の好感度低すぎ…?」
当然、周囲の好感度が最悪だったのだ。
これは最凶最悪のバトルジャンキーに転生した男が、努力と善政を重ねてシナリオをぶっ壊し、世界の崩壊を防ぐまでの物語である。