あらすじ
数ヶ月前に書いた実験的な現代ファンタジーの短編になります。そのちょっとしたリメイクを短期連載させて頂きます。
「その鑑定、ゴミにつき。いいえ、世界(ソースコード)の支配者でした」
ダンジョン庁を不当解雇された探索者・徳久麗音(とくひさ れおん)。
彼の持つスキル【鑑定(劣化版)】は、現代では「機械で代用可能」な無用の長物と蔑まれていた。
エリート同期の神宮寺に嘲笑われ、土砂降りの雨の中、麗音は誰も見向きもしない最底辺ダンジョンへと向かう。
しかし、そこで彼が手にしたのは、世界の理を書き換える禁忌の力だった。
『世界サーバーへの接続を確認——管理者権限を取得します』
進化を遂げたスキル【世界アーカイブ参照(オーバーライド)】は、対象のステータスを見るだけでなく、バグを見つけ、数値を書き換え、運命を修正(パッチ)する「神の権限」だった!
「効率? 才能? ……そんなもの、書き換えれば済む話だろ」
ボスのHPを「1」に固定し、経験値を「1億倍」に増殖。
クビになった男が、バグ級のステータスで世界のシステムそのものをハッキングし、最強へと駆け上がる。
どん底から始まる、爽快・世界改変ファンタジー、開幕!