あらすじ
相続した土地を手放すため、
古い蔵で不動産屋と待ち合わせをしたその日。
埃をかぶった巻物が、なぜか気になった。
どうしても目が離せなくて
そっと触れた瞬間。
頭の奥に流れ込んできたのは、
自分のものではない“血”の記憶───
次の瞬間、世界が変わる。
目の前に飛んできた矢。
聞こえる怒号。
───ここは、戦の只中だった。
混乱する伽耶の前に現れたのは、
まるでずっと探していたかのように
彼女の名を呼ぶ男。
守られながらも、伽耶は気づいていく。
これは偶然じゃない。
この時代に来たのは、理由がある。
帰る方法を探しながら、
それでも彼のそばを離れられないのは
運命だからじゃない。
何度離れても、
自分の意思で、この人を選んできたから───
時を越えて出会う。
それは、はじまりではなく、
何度目かの“約束”。
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暴力的な場面があります。
ドロドロではありませんが、
血などの描写があります。