あらすじ
海鏡高校二年生、岩崎晴。(いわさきはる)
晴は、友達は少なかったが、それなりに勉強もでき、彼なりの「道」を楽しみながら歩んでいた。
そして、晴が高校二年生になり少し経ったある日。
入院していた祖母の体調が悪化し、よくお見舞いに行くようになった。
そして、晴は病院内を歩いていると、ある光景を目にする。
2階の窓から見える、大きく立派で力強く咲く桜の木。
その時、なぜか晴は特別な力?のようなものを感じ、その桜の木へ向かった。
その桜の木は完璧な満開、と言っていいほど綺麗に咲いており、病院の敷地にあるベンチには、その桜の花びら落ちていた。
そして、そのベンチには、晴と同じ制服を着た1人の男子がいた。
晴はベンチに座っている彼のことをよく知っていた。
犬塚獅音。(いぬつかしおん)
彼(いぬつかしおん)は、彼と同じクラスで、部活動のエース。
そして、学年一の人気者。
晴からしたらキラキラとした青春を味わっている人、そうとしか見えなかった。
しかし、彼の独り言が、その場の空気をガラリと変えた。
「余命一年、かぁ、」
そんな衝撃的な独り言を聞いてしまった晴と、未来を見ることのできない獅音の「道」を、歩む物語。