あらすじ
王立図書館の辺境分館で働く司書リリアナには、言葉の感情が「色」として見える不思議な力があった。
平和な図書館に現れたのは、かつて天才宮廷魔術師と謳われながら、王太子への「不敬な失言」で全てを奪われ追放されたアレン・クロフォード。
彼はリリアナに対していつも冷たく、皮肉たっぷりの言葉を投げかける。「お節介だ」「一人にしろ」。その言葉は黒く鋭い棘のよう。
――普通の人なら、そう思うだろう。
けれどリリアナには見えていた。彼の黒い言葉の奥で、恥ずかしそうに瞬く「感謝」や「好意」、そして「誠実」を示す美しい金色の光が!
「アレンさん、その言葉、私には『大好き』って聞こえてますよ?」
これは、素直になれないツンデレ魔術師の言葉を、チート能力で超翻訳してしまう司書のお話。やがて二人は、アレンを陥れた陰謀を暴くため、王都の地下書庫へ「真実」を探す旅に出る。
じれじれ甘々な恋と、スカッと爽快な名誉挽回劇。読後感最高のハッピーエンドです。