あらすじ
処刑寸前で辺境追放された元聖女ですが、寿命を削って疫病を止めていたら、司令官が生き別れの弟でした――。
偽聖女と断罪され、罪人として北辺境の港町へ送られたリゼリア。
そこで待っていたのは“存在しないはずの疫病”黒霧病。
彼女の治癒は等価交換。
誰かの命を救うたび、自分の体が壊れていく。
正体を隠して働く彼女の前に現れた新司令官は、かつて守れなかった弟ノアだった。
再会、隠された過去、町を覆う疫病の真実。
そして寿命を代償にする最後の儀式。
町を救った瞬間、王都は彼女を再び“聖女”と呼ぶ。
――でも、もう遅い。
彼女が選ぶのは、名誉ではなく、守りたい人のいる場所。
追放から始まる、姉弟再生のヒューマンファンタジー。