あらすじ
「あらあら、まあまあ。……なんだか、とってもスースーします」
おっとりした性格が取り柄の私、ジャンヌ。目が覚めたら、異世界の戦場に転生していました。
しかも、世界に名を轟かす最強の女戦士——『竜殺し(ドラゴンスレイヤー)』の体に!
……って、神様! この戦闘服、ほとんどビキニじゃないですか!? 恥ずかしくて風邪をひいちゃいます!
目の前には、怒り狂う巨大な黒竜さん。
でも、私は戦うよりも「恥ずかしさ」でいっぱい。とりあえず重たい巨剣を杖がわりに置いただけなのに、なぜか大地がバキバキに割れて……?
「……お、俺を……一撃で屠(ほふ)るつもりか!?」
「いえ、恥ずかしいので、その大きな翼を少し貸していただけませんか?」
あまりの天然っぷりに毒気を抜かれたのか、黒竜さんはなぜか私の好みの超絶イケメンに変身!
**『ロン』**と名付けた彼は、私の不備(主に露出度)を心配するあまり、甘々で過保護な従者になってしまいました。
「主よ、これ以上無防備を晒すな。……ほら、俺の腕の中に隠れていろ」
伝説の竜を顎(あご)で使い、お姫様抱っこで街へ凱旋!
本人はただ「おっとり」しているだけなのに、周囲からは「底知れぬ実力を持つ女王」と勘違いされていく、勘違い系ゆるふわ無双ファンタジー、はじまります。