あらすじ
1770年5月16日、一人の少女が「絶対王政VTuber」として産声を上げた。彼女の名は、白百合マリア。異国から嫁いできた若き王太子妃である。
「わたくしのことを見て、皆さまがハッピーになってくれたら、それで良いですわ」
最初は「白百合騎士団」と呼ばれるリスナーたちに囲まれ、お茶会配信を楽しむ日々。しかし、華やかな宮廷生活の裏側で、彼女を待っていたのは「黄金の檻」のような窮屈な日常と、国民との致命的な「ボタンの掛け違い」だった。
相次ぐスキャンダル、膨れ上がる国家の赤字、そして「首飾り事件」による炎上。温かかったコメント欄は次第に罵詈雑言に染まり、時代の針は「革命」へと動き出す。
これは、一人の王妃が断頭台で「卒業配信」を行うまでの、23年間の配信アーカイブである。