あらすじ
20世紀の欧州を恐怖のどん底に陥れた「あいつ」が、まさか異世界で蘇ってしまった──!!
剣と魔法のファンタジー世界も今は昔、科学と魔法によって産業革命が進んだ世界──オリヴィア。
皇帝が統治する封建制国家から、民主的な共和政国家となった異世界の国──ハインツラント共和国は、長きに渡る戦乱の影響から脱却できず、国民は時の政権に対する不満を抱き、世論が大きく二分されていた。そんな世界に転移してきたのは、総統地下壕で自決を遂げたドイツ第三総統──アドルフ・ヒトラーだった。
ヒトラーはジャーナリストと新聞配達員を兼ねる魔女──ライナ・ビュットナーに保護され、彼女が下宿している新聞社を経営する社長──ザーラ・ダールマイアーの家に身を寄せる事になる。そしてヒトラーは持ち前の知性の高さから、ハインツラントの歴史や情勢を理解。異世界に飛ばされた事を神意だと捉えたヒトラーは、国難に直面するハインツラントの政界へ進出し、異世界で千年帝国を実現しようと動き出した。
しかし異世界に転生していたのは、ヒトラーだけではなかった。
「ヒトラーのような悪魔が政権を掌握すれば、この異世界が地獄になってしまう」
「私を悪魔と呼ぶ者がいるようだが、所詮それは戦勝国が決めた価値観でしかない」
そのカリスマ性と説得力のある演説によって、民衆からの支持を集めるヒトラー。
そんなヒトラーを危険視する、ヒトラーが生きていた時代より未来から転生してきた者たち。
果たしてヒトラーは選挙で選ばれ、再び総統になってしまうのか。それともヒトラーの野望は阻止されるのか──?