あらすじ
冴えない男子清水音と、容姿端麗で、明るい女子山田優樹菜は幼馴染。家が隣で、幼小中はクラスも一緒。
そしてこの度、高校もクラスが一緒に。
「にしても不運だったな。俺が隣の席だなんて」
「なんで?」
「だって友達ができない事が確定していて陰キャで自分に今後1年間絶え間なく話しかけてくるやつが隣なんだぜ?」
「絶え間なく話しかけてくるつもりなんだ」
「うん」
「全然嬉しいですけどね」
疎遠になったことはなく、放課後はどちらかの家に行き、休みも一緒に出かける仲。
それでも両方、好意は無いらしい。幼馴染って、そういうものなんだろう。
「イ〇スタ交換しない?」
「音インスタやってないんだよね。明日までに作らしとく」
「おっけー」
「いややってるだろ。優樹菜が言ったんだろ始めろって」
「あれは私達だけのアルバムみたいなもんだから駄目。今日サブ垢作ってそっちで他人と交流しなさい」
「なんだよそれ..でもまあ確かにあれは見せたく無いかも」
「でしょ?」
少しだけ溢れる、独占欲。
幼馴染って、そういうものなんだろう。