あらすじ
秋葉原のゲームショップで働くしがない店員・神代蒼真(かみしろ・そうま)、25歳。
ある日、新宿に突如出現した巨大ダンジョン「深淵の塔」に巻き込まれ、強制的にスキルを覚醒させられる。 しかし、蒼真が手にしたのは戦闘適性ゼロの最底辺スキル――【鑑定】。
「ステータスが見えるだけ? ハズレにも程があるだろ……」
絶望する蒼真だったが、ダンジョンの最深部で異形の怪異と遭遇したとき、【鑑定】が暴走する。
――対象の本質を"解体"し、"喰らう"ことができる。
怪異を喰うたびに能力を吸収し、加速度的に強くなっていく蒼真。 しかもその戦闘がダンジョン配信カメラに映り込み、「ハズレスキルで怪異を喰う男」として全世界にバズってしまう。
隠れてひっそり生きたいだけなのに――
「あなたの身柄、国家機関として確保させていただきます」
蒼真の前に現れたのは、政府直轄の対怪異特務機関《鬼灯(ほおずき)》。 そのエースにして、冷徹な美少女・氷室鈴音(ひむろ・れいね)。
「逃がしません。あなたは、私たちのものです」
鈴音の瞳には、任務を超えた異常な執着が宿っていた。
ハズレスキルから始まる最強への成り上がり。 怪異、ダンジョン、国家の思惑――そしてヤンデレ美少女たちの包囲網。
逃げ場なんて、最初からなかった。