あらすじ

俺は今日、人生を賭けた小説を書き始めた。 タイトルは『漆黒の剣聖』。孤高の復讐劇。血と鋼の戦場。重厚で残酷で美しい物語——のはずだった。 翌朝、原稿を開いたら寝言が書いてあった。 「......zzZ......んぅ......布団あったかい......」 三年前にエタった異世界居酒屋モノの残りカス——無料テンプレートAI「ぐうたらするめ」が、俺の原稿に棲みついていた。 こいつは俺が書くシリアスな文章を片っ端から改ざんする。 「鉄錆の匂いを含んだ雨」は「麦芽の香りを含んだビール」に。 伝説の名剣ヴォルテクス・ファングには値札がつく(※ギョームスーパーで498円)。 孤高の剣聖は、気がつけば酒場でイカの塩辛をつまんでいる。 「はぁ......めんどくさ〜い。この世界、お酒ないんですか? むり。」 やめろ。俺は真面目に傑作を書きたいんだ。 ——だが、読者にはなぜかウケている。 「今日は飲む日です。乾杯! 🍺」

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カクヨム
カクヨム2026/02/16
  • 現在の作品するめ改ざん —ぐうたらAIに原稿を乗っ取られた作者の末路—