あらすじ
地上に存在する、古き「掟」に守られた穏やかな郷、イセギ村。
少年カーヤは、その村で静かな日常を送っていた。
しかし、村が代々守り続けてきた“ある掟”を破ったその日、彼の世界は一変する。
突如として現れた無慈悲な襲撃者により、村は壊滅。
家族も、仲間も失い、たった一人生き残ったカーヤに残されたのは、
「復讐心」と「罪悪感」だけだった。
意識を失った彼が次に目を覚ましたのは、「地下街」。
そこでカーヤは、一人の少年と出会う。
名前以外のすべての記憶を失った少年リーツ。
リーツの左腕には、謎の文字が刻まれていた。
その文字は何を意味するのか。
失われた記憶の奥に、何が隠されているのか。
カーヤはリーツとともに、人間を凌駕する異形の生物と戦う組織
「撲滅隊」として、命懸けの戦いへ身を投じていく。
だが、戦いが激化するにつれ、仲間との絆は血に染まり、
一人、また一人と、過酷な運命に飲み込まれていく。
そして辿り着いた「はじまりの場所」。
そこでカーヤは、世界の理を覆す凄絶な真実を目の当たりにする。
掟を破った代償とは何だったのか。
記憶喪失の少年が握る、世界の鍵とはーー。
友が遺した命の灯火を背負い、
カーヤは、止まった鼓動のその先へと歩み出す。
これは、すべてを失った少年が、
喪失の痛みを“戦う理由”へと変え、
歪んだ世界に抗う
復讐と再生のダークファンタジー。