あらすじ
ある暖かい日。
SF作家志望の男、篝火遊里は、ただ漠然と「流れあるところに記憶あり」と確信する。
しかし、彼には具体的なアイデアが全く湧いてこないという悩みがあった。
そんな彼の元に……
不思議な夢のまどろみのあとで、突如、大量のSF作品のアイデアが、洪水のごとく押し寄せた!
作品が一つ、また一つと、とめどなく完成していく。
思いつく内容はどれも決まってタコみたい宇宙人がドンパチする宇宙戦争ものばかり、という奇怪な点を除けば、大量のアイデアは作家にとっての特大アドバンテージとなる。
そして実際に彼は、SF作家として大いに売れた……が!
情報の洪水がもたらされたのは、彼だけではなかった。
なんと世界の人間のほとんどが、大量の情報を、鵜呑みにする時代が、進みゆくのだった。
情報の洪水は、世界をどうしてしまうのか。
情報の洪水は、何がもたらしたのか。
現代のノアの洪水はこれだ! 創世と破壊の、イメジャラブルなメモラブル短編!!
加賀倉創作 作