あらすじ
ある日、主人公は謎の光に包まれ、異世界へと転移する。そこは「人気=魔力」として可視化される世界。支持を集めた者こそが力を得て、頂点に立つ。戸惑う主人公の前に現れたのは、歴史に名を刻んだ偉人たち――しかも全員、信じられないほどの美貌を携えた“全盛期の姿”だった。
革命児・**織田信長はカリスマと統率力で頂点を見据え、
発明王・トーマス・エジソンは理論と演出設計で舞台を科学する。
万能の天才・レオナルド・ダ・ヴィンチは低身長で可憐な外見とは裏腹に、繊細な表現力と“ショタボ”で観客の心を射抜く。
自由の志士・坂本龍馬は天性の愛嬌と包容力で空気を変え、
孤高の音楽家・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン**は魂を震わせる歌声で観客を圧倒する。
彼らは「TENKA-5」を結成。“アイドルとして天下を取る”という無謀な野望を掲げる。しかし初ライブの観客は、たったの3人。だがその圧倒的なビジュアルと異様な熱量はSNSで拡散され、「顔面最強アイドル」として一夜にして話題となる。
最初は“顔だけ”と嘲られ、炎上も経験する。それでも彼らは歌唱力、ダンス、演技を磨き上げ、ファンの「尊い」という言葉を力に変えていく。顎クイ、バックハグといった王子様演出はBL的解釈で拡散し、文化現象へと発展。やがて応援ソングは、働く人々の心を救う存在となる。
だが彼らの前に立ちはだかるのは、絶対王者アイドルグループ「GOD CROWN」。完成された実力と神格的カリスマで君臨する彼らは、感情よりも完璧を優先する“神のアイドル”。頂点を懸けた大会でTENKA-5は敗北するが、トレンドは彼らのものだった。
神か、王子か。
支配か、共鳴か。
合同ライブで10人が王子様衣装に身を包み、最後にステージを降りてファンとハイタッチを交わす瞬間――物語は変わる。神は人へ、王子は真の王へと近づく。
観客3人から始まった革命は、やがて世界を揺らす。
これは、顔面で始まり、魂で天下を掴む物語。