あらすじ

夜明 一星。 少年は何も持たない人間だった。 外見は醜く、運動も出来ない。 勉強も、特別優秀なわけでない。 唯一の美点があるとすれば、それは努力の出来る人間であること。 血の滲むような努力の末、一星は名門の私立高校に合格。 華やかな学園生活が待っているはずだった。 だが実際に待っていたのは、地獄のような日常であった。 成績、実績、結果。 そこで評価されるのは、ただそれだけ。 教師は優秀で、制度は整っていて、外から見れば何一つ問題のない学校に見える。 だが、結果を出せない者には、居場所がない。 一星は、何も持たなかった。 才能も、力も、誇れる成果も。 唯一の努力も、大きな才能の前には容易く埋もれてしまう。 その立場は次第に固定され、嘲笑と暴力は日常となり、反抗する余地すら奪われていく。 実力主義のこの学校では、弱者は淘汰されるより他無い。 両親も、教師も、誰も彼もが一星を見放した。 理不尽な運命に疲れてしまった一星が選んだのは、全てを終わらせること。 終わらせる為に、一星はダンジョンへと足を運ぶ。 そこで彼が踏み込んだのは、本来、誰も辿り着くはずのない“空白”だった。 そこから、最底辺だった少年の逆転劇が始まる。

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小説を読もう2026/02/16
  • 現在の作品最底辺の這い上がり