あらすじ

深夜。ひっそりとした交番に、がらがらと引き戸が開く乾いた音が響いた。 外の冷えた空気が一気に流れ込み、机の上の書類の端がかすかにめくれる。肩をすぼめた一人の男が、気だるそうに中へ入ってきた。 当直の警官はペン先を止め、書類から顔を上げると、いつもの調子で気安い笑みを作った。 「こんばんは。どないしたんでっか?」 「いやあ、あんなあ……さっき死体を見つけたもんなんやけど」 「し、死体!? どこでや!?」 「ああ、ちゃうねん、ちゃうねん。もう通報は済んどるわ。ほら、三時間くらい前に駅近くの通りで死体が見つかったやろ。わて、その第一発見者やねん」

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小説を読もう2026/02/16
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